第11便

今回、キャンプの運営補助として活動に参加しとても良い経験ができました。
いつもとは違う環境で、周りをよく見て行動し、今自分にできることはなにかを考えることの大切さを改めて感じました。

また、新たな発見もありました。
私は今までは子供達と遊ぶときあまりなつかれないので、苦手だと思い込んでいました。でも、今回同じグループだけでなく他のグループの子供達とも仲良くなれて子供達と遊ぶ苦手意識がなくなりました。子供達が笑顔で楽しそうに思いっきり走っている姿を見て、元気をもらいました。私自身も本当に楽しませてもらいました。こんなに私が楽しんでいても良いのかとも思いましたが、子供達に楽しんでもらうにはまずは私たちが楽しむことが大事だと学びました。

また、地域のつながりの素晴らしさにも気づくことができました。
初めて出会った人とお話をすることで、物事を考える上での視野が広がり学ぶものも多かったです。

人は支え合い、助け合えばできないことはないといえるくらい、大きな力になると思いました。人と人とのつながり、そこで生まれる会話はこれからも大切にしていきたいと思いました。普段はなかなかできない、貴重な体験をさせていただきました。また、

来年もあれば参加したいです。ありがとうございました。
【1回生/女】

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1年ぶり3回目の参加となりましたが、今回も大変良い経験をさせていただきました。
ここまで大きな活動に参加するのは初めてで、たくさんの子供たちや父兄の方々が楽しんでいる姿を見ることができ、とても嬉しかったです。

しかしながら、何の罪もない福島のこども達が、このような形でしか外で遊ぶことのできない現状に、胸が痛くなるばかりでした。その現状を、どうにかしてあげたくても、どうにもしてあげられない。父兄の方々もとても辛いと思います。その負担を少しでも軽減させられるように、私たちも、継続して福島のこどもたちの保養活動のサポートをしていかなければならないと感じました。

福島のこどもたちの未来が、どうか明るいものになるように、今後もこの有志ボランティアだけに留まらず、様々な形で支援をしていけたらいいなと思います。
【3回生/女】

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今回のボランティアでは、多くの方とふれあうことができたと思います。
今までは何かを提供する形で現地の人と交流してきましたが、今回は一緒に食事やお酒を飲むことで、より身近に感じながらお話できました。
普段は、外であまり遊べない子供たちが、野を駆け思いっきり遊ぶ姿を見て、とても嬉しく感じました。

また、同じ意志を持つ全国各地のボランティアスタッフに会うこともできました。
年齢や地域はバラバラでしたが、いろいろな話を聞くことができました。

これからも大学からのボランティアバスが出ると思いますが、その時はまた参加させていただこうと考えています。
私個人としても、被災された方々が震災前の生活に戻るまで、こうした活動を続けていきたいと思っています。
【3回生/男】

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4歳の子供の口から、シーベルトという言葉が出たという話を聞いたときに大きなショックを受けました。福島の子供達の現状は知っているつもりでしたが、直接聞くとやるせない気持ちになりました。

私は、事故が起きないようにできるなら原発の稼動に反対ではなかったのですが、この話を聞いて、幼稚園小学校の子供達の一番成長する時期に、外で遊べない、土や落ち葉に触れられないなど過酷な状況がこの先続くと思うと、やはり原発は無いほうが良いものかもしれない、と思わされました。

キャンプに来ていた子供達は、本当に楽しそうで、外で遊べる、外で過ごせるということは幸せなことだと気づかされました。今回キャンプに来ていた子供達以外にも、もっと多くの外で遊べない子供達がいると思います。この活動は本当に大切だと思いますし、今後も続けていくべきだと感じました。

今回の第11便に乗って、復興が進んだ現在でもまだまだ支援の手を緩めてはいけないと思いました。
京都に戻ったら周りの人に感じたことを話したいと思います。
【2回生/女】

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今回は、ボランティアとは思えず、子ども達と大きなお祭りに参加させてもらったという感覚もあります。この3日間は、福島の子ども達と一緒にしゃべって、遊んで、笑いあえた時間でした。

私は班担当だったのですが、子ども達から声をかけてくれてかたぐるましたり、一緒に射的の列に並んだり、鬼ごっこしたりと純粋に私も楽しくて一緒になって遊びました。
ボランティアというよりかは小さなお友達と時間を気にせず遊び続けていたという気持ちです。

そして、今回の子どもの集いには保護者の方や様々な教区、団体の方々の協力がありました。一緒に泊まりに来てくださった方、子どもの集いを信頼して大切なお子さんを預けてくださった方、九州から北海道までの真宗関係の方、ヨガの先生、出店をしてくださったお店の方々など、本当に多くの方が協力されていました。

こんなに人が集えるには東北への熱い思いはもちろん、普段の生活において東北の3教区の皆さんが地域に根ずいた寺院活動を実践し、信頼関係を作り上げてきた結果だと強く思いました。

現代の宗教離れや人間関係の希薄化はよく言われますが、震災を機縁に多くの人達が自分の損得勘定を抜きにして一緒に何かをやろう、元気づけたいと活動ができていることから、人間の根本には共に生きるという精神が眠っているのではないかと思わずにはいれません。

今回の子どもの集いでは、本当にたくさんの出遇いをいただきました。語りだせば言葉は尽きませんが、人生初のキャンプファイアーを八幡平でみんなで見れたことをずっと忘れないと思います。

本当に楽しかった。2度と出来ない経験を皆様に頂き、ありがとうございました。
また次回や、ボランティアでどんな経験をができるかが楽しみです。
【1回生/男】

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震災直後から何か力になれないかと考えており、今回初めてボランティアに参加しました。当時は、高校の部活動の演奏会で募金を行うくらいしか実行できませんでした。

今回は、子ども達のキャンプのサポートということで、不安だらけでした。
正直、自分が役にたてたかわかりません。でも子ども達や保護者の方やスタッフの人と交流ができ、とても貴重な経験となりました。子ども達ともいっぱい遊べました。普段子どもと関わる機会がないので子ども達の発想や行動には驚かされてばかりでした。
全国各地からスタッフが集まっていると知って、本当に素晴らしい企画だと思いました。

勇気を出して保護者や子どもに震災のことを聞けることができたのが自分の中で大きな一歩だったと思います。
今回がスタートだと思ってこれから積極的に動いていきたいです。
次回のボランティアにも、ぜひ参加したいです。
【2回生/女】

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僕は、今年の2月に参加して仮設住宅での炊き出しを行いましたが、今回の11便では子供たちとキャンプをするという今までとは異なった内容だったので、内心とても楽しみだと思う気持ちがある反面、不安も色々ありました。ですが、子供たちといっぱい遊び、ふれあいの中で子供たちの元気さが溢れ出ていました。
自然の中でたくさんの子供たちと遊べて、とてもいい経験となりました。

活動の中や夜の居酒屋などでは、多くの保護者の方との会話や今の震災の状況など、貴重な話をお聞きすることができました。やはり、放射能の影響や震災で感じたこと、悩むことというのはまだまだ多く、深刻な問題であるといように話されていました。また、原発を再稼働させることに反対する方ともお話ができ、メディアなどでは詳しくは分からないことがたくさん分かりました。

今回のボランティアで子供たちや保護者さん達に喜んで頂いたり、子供たちの笑った顔や元気に走り回ったり遊ぶ姿を見ると自分も嬉しい気持ちになりました。この11便のボランティアに参加して貴重な経験がたくさんできたので本当によかったと思いました。
【2回生/男】

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私は、このボランティアを通して改めて子供たちの笑顔って素敵だなと思いました。子供たちが芝生の上を走りまわり、思いっきり笑って、楽しそうな顔がとても印象的です。また、目に見える復興だけではなく、心の問題などの目に見えない復興も大切なことなだと感じました。

なにか力になれたというよりは、子どもたちの笑顔のパワーから私が元気をもらった3日間のキャンプでしたが、今回のたくさんの経験と今の温かい気持ちを忘れず、これから過ごしていきたいと思います。

最後になりましたが、お世話になったすべての方々に感謝します。
ありがとうございました。
【3回生/女】

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今回のボランティアでは、とてもいい経験ができました。
私は、子供が苦手で行く前には子供たちとどうふれあえばいいんだろうという不安がありましたが、現地ですぐに仲良くなれました。ちょっと照れながら話しかけてくれたり、手をつないでくれたのがとても嬉しかったです。また、子供たちに学んだこともありました。

大人になると、何かをするには明確な理由が求められると思います。しかし、子供たちを見ていると理由なんていらないなと思いました。子供たちには楽しいから遊ぶ、嬉しいから笑うという単純さがありました。周りの目や世に中の常識を気にして、自分の中で単純さがなくなってきていることに気づきました。

また、ボランティアの活動を通して何かをするにはたくさんの人の協力がいること、みんなで協力すれば大変なこともすぐにできることを学びました。イベント中、保護者の方や子供たち、スタッフの方がみんな楽しそうで、その楽しい和の中に私も入れて幸せでした。

たくさんの方に出会えて嬉しかったです。ありがとうございました。
【2回生/女】

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私は、今回で大谷大学の震災復興ボランティアに参加させていただくのは2回目になります。
前回の活動内容は、宮城県仙台市の仮設住宅で炊き出しなどを行ったりしましたが、今回は岩手県の八幡平で福島県の子供達と一緒にキャンプという内容で、どんな活動をするのか初め全く想像がつきませんでした。現地に着くと、北海道から九州まで、各地の大学からもボランティアとして来ていて、それぞれ3~4人程度の班担当を決めました。

子供達が到着するとロッジまで案内し、子供達と遊びました。みんなそれぞれサッカーをしたり、遊んだり、走り回っていたりと子供達は元気いっぱいでした。そして、夜に大谷大学からは居酒屋ブースを担当し、京都のお豆腐や、お漬物をみなさんに振る舞いながら保護者の方達と震災の時の話など、色々な話を聞くことが出来ました。

2日目は、初日と比べて子供達から『遊ぼー!』と寄ってきてくれ、夜までずっと遊んでいました。

子供達は本当に無邪気で元気いっぱいで遊んでいて、その子達の為にも今の大人達が福島での放射能汚染の問題を解決せねばならないし、この子達の為に今自分達に何ができるのかを考えて今の大人達は行動しなければならないと改めて感じました。

この11便に参加させていただいて、良い経験になったので、また機会があれば次回も参加したいと思いました。
【2回生/男】

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いろんな世代の方々と交流できたことがとてもよかったと思う。
話をして感じることも多かったので、今後にも活かしたい。
【1回生/男】

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今回のボランティアは今までとは少し違い、福島の子供たちとキャンプという内容でした。スタッフも様々なところから大勢こられて、とにかく大きなイベントでした。子供たちと遊ぶというのが大半の仕事でしたが、普段放射能の影響で外で遊べないため、元気がありすぎて、ボランティアのスタッフ達はついてくのがやっとでした。

夜はたくさんのフードコートや居酒屋などでお話をしたり、子どもと遊んだりして交流を深めました。京都では外で遊んだりするのが当たり前にできるのに、福島ではそれができません。当たり前なことが当たり前ではない。そう考えるとすごく悲しくなりました。

やはり思うのは、震災や原発事故を目の当たりにした人たちの気持ちを理解したいと思うことがリアリティのない能天気な思考になってしまう、自分の非力さを感じました。
楽しかった反面、厳しい現実を改めて考える機会となりました。
【3回生/男】

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今回初めて参加させてもらいました。
子どもは良くも悪くも素直だし誤魔化しが効かないし、勝手にどこか行っちゃったりするので、正直苦手です。なので参加前は不安でしたが、八幡平の豊かな自然の中にいると心が落ち着いて参加者の方々やボランティアの方々と楽しく過ごせました。

私は、主にキャンプ場に生えている草花や木の実で小さな苔を子ども達に自由に飾りつけしてもらう、というコーナーの担当をしました。材料はみんな同じだけど、どれを選ぶか、どういう風に飾るかで全く違う作品が出来るので、とてもおもしろかったです。

ある子は「これ(木の実)は子ども達で、これ(小さな松ぼっくり)はバラで、これ(一回り大きい木の実)は大人たちなの。でね、バラを見てる子ども達を大人達は見守ってるの。それとね、雨が降っているから、傘(平たい花)をさしてあげたの」と出来た作品を手に抱えて嬉しそうに教えてくれました。

また、材料を摘みにキャンプ場の奥にいたら、女の子が一人泣き叫んでいました。お母さんとはぐれて迷子になってしまったみたいで、大きな目は涙で溢れ過呼吸になりそうなぐらいしゃくりあげていました。子どもの泣き声は、黒板を引っ掻く音ぐらい苦手なんですが、この時は思わずぎゅっと抱きしめてもう大丈夫だよと言ってしまいました。

そうすると女の子も、私の服を小さな手でぎゅっと握りしめました。背中をゆっくり撫でていると泣き疲れたのか私の中で寝てしまいました。お母さんが迎えにくるのを待ちながら私もよく泣いていたなとか、小さい時はお母さんが全てだよねとか、こんなに小さな時に震災が起きて大変だと考えました。この小さな背中でどんなことを背負っているんだろうな、とも思いました。

普段の授業では体験できないことや、出会えない人と会えて本当に良かったです。貴重な機会をありがとうございました。
【3回生/女】

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今回の活動の中で、キャンプ場内の土や花等を利用したフラワーアートを創作するブースのお手伝いをさせて頂きました。
その最中にある福島の子どもが、他のスタッフさんに「この土は、放射能大丈夫かな?」と聞いていました。私はハッとさせられました。

私たちが当たり前に子ども達に「火は危ないから触っちゃダメだよ、近よったらいけないよ」と教えるように、今福島では当たり前のように親御さん方が、自分の子どもに「土は触ってはいけません、放射能に汚されているから」と言わなければならないような現実があることを知らされ、そのことについて自分が何も言えず、また言える立場にすらないのではないかと感じました。

そのような現実に本当の意味で直面しない限り、同じ悲しみや苦しみは分かち合いようがありません。しかし、違う現実を生きる私であるからこそ、今回であいえたことをきっかけてして自分に出来ること、したいと思うことを深く考え、自分に与えられた生活の中で行動して行くことが大切なのではないかと思いました。

また、私はこの福島の原発の問題は、東電や政府だけが悪いのではなく私もその責任の一端を担う人間ではないかと考えました。
【1回生/女】

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