第21便

今回、TATとして参加させていただくのは3回目になります。
毎回痛感することが、私が被災地の方々に力を与えることは出来ないということです。そして、逆に毎回力をいただいているということです。
私が力を与えることが出来ないのは、至極当たり前で、3日間の中で出来ることは本当に限られています。なにより、私がどうにかする、という考えがとても烏滸がましいことです。当然ながら私は、誰かを救えるような人間ではありません。
それでも、この保養を楽しみに毎回来てくださる方々がたくさんいて、その方に誘われて来た方々がたくさんいて、そんな中で出来ることと言えば、一緒に楽しむことだけでした。九州のボランティアグループの方々と共に九州の特産品の屋台を出したり、体育館で行った運動会で同じチームの子供達と盛り上がったりと、同じ時間を過ごさせていただきました。相変わらず元気をいただいて、力にはなれないながら、それでも参加させていただいて、本当によかったと思える活動でした。
【4回生/男】

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私は友人の誘いを受けてこの活動に参加することを決めました。しかし当日になってその友人が発熱し、不参加という形になったので個人的にはあまり良くないスタートでしたが、新しい友達もすぐできて非常に楽しい時間を過ごせました。
私は、今回のようなボランティアはもちろん、運営側として動く機会がほとんどなく参加側として楽しむ事が多かったのですが、運営側の苦労と楽しさを知ることができたのが大きいと感じています。それを知ることで参加側に立った時でも運営側を思いやる事ができます。参加者としての意識は大きく変化すると思いました。
そして何より、山形の地で新たに築くことができた人間関係が財産となりました。私は初め、「東北の子ども達に勇気と元気を与える」と言いましたが逆に勇気と元気を貰う事の方が多かったのは間違いありません。ヒルズサンピア山形を出発する時、特に仲の良かった子ども達がお見送りに来てくれてプレゼントや様々なメッセージをくれました。「来て良かった」と、心からそう思いました。
またこのような活動があり、予定が合う時は必ず参加します。
【2回生/男】

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TAT初参加でした。
緊張はいつのまにか無くなり、子供達と汗をかくほど走り回っていました。
お別れの時には寂しさでいっぱいでしたが、私の班のご家族の方がお見送りしてくれた時には本当に嬉しかったです。
来年も開催されることを切に願います。
活動中にお子さんとご家族からたくさんの感謝の言葉をいただきましたが、感謝すべきは私の方です。
運営・企画のみなさん、先生方、ボランティアのみなさん、そして東北三県の方々、本当に素敵な時間をありがとうございました。
【2回生/女】

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今回のボランティアは親子キャンプということで子供達と一緒に遊ぶことが多くあった。その中で感じたのは一緒にやることの重要さである。 私自身、人見知りで子供とどう接してよいのかわからず、なかなか子供達と遊ぶことができない。子供がなにを求めているか。何をしたら喜ぶか、こうしたことばかり考えてしまい、うまく身体が動かない。しかし活動中、子供が「サッカーをしよう」と誘ってくれて一緒にサッカーをした。 ほんの少しの時間であったが、ボールを蹴りあった。 すると、活動が終わり京都へ帰る直前にその子が私を見つけ、抱きついてきた。 帰る直前だったので、「またね」というとその子も「またね」と言うだけであった。しかしなぜだか心に響くものがあった。
その時思ったのが、子供達はただ自由に遊びたいだけであり、誰かと一緒に遊びたかったのだということである。 震災で自由に遊べず、友達も時には県外へ去ることもあったであろう。そんな中、こうしたなんでもない遊びが子供にとっては特別な意味を持っているのだと感じた。こうしたことが今回の活動で強く感じたことであった。
【大学院/男】

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僕自信、東北に関するボランティアはこれが初めてではなく何回か宮城県の方に訪問させていただきました。そのときはご高齢の方々とたくさんお話させていただいたりしました。しかし今回は、子どもとの交流がメインとなるボランティアで、僕自信すごく不安でした。しかし、現地の東本願寺の方々や子どもたちの保護者の方々はじめ、たくさん話しかけてくださり、大変有意義な活動ができたと思います。そして、活動のメインとなった子どもたちとの活動も、子どもたちも自分達から積極的にボールなどを持ってきて、自分達から積極的に遊びに来てくれて、こちら側からしてもとても元気をもらいました。また来年に子どものつどいがあるなら是非参加したいと思います。
【1回生/男】

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今回のボランティアで初めて裏方に徹した事での率直な感想は、必ず巡りめぐって全体に良くも悪くも影響してしまうという事実を知った。
準備不足やルールの未把握により子供のやる気を削いでしまったりした。
私の心の中で、どうも裏方という直接的な関わりが減る場では自覚が薄れるのだと痛感せざるをえない。
以上が今回のボランティアで学んだ事である。
次に裏方ばかりの仕事であったが、大変感慨深いものもあった。
それは縁日の出し物の店番をしていた時の子供達が、名前を覚えてくれていたことだ。
「楽しかったから明日もしたい。」「あっ屋台の人だ!」
と、少しの出来事も余すことなく満喫し、本気で遊んでくれた子達の声、笑顔。普段では得難い充足感に私の心が包まれた。
最後に、たまたま話しかけたご家族と親密になり、将来の事、好きな食べ物、学校では何を学んでいるのか、など、他愛もない話しではあったが、それから幾度もご一緒する機会があった。
そのご家族が所要の為に早く帰る事になってしまったが、わざわざ私に別れの言葉を言いに来てくれた時に、心から頭が下がる思いになった。
この気持ちはまだ自身も消化仕切れてないため、多く語る事はできない。
このボランティアでは、人に出遇う事によって、改めて自身の姿に気づけた。
【大学院/男】

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TATでの活動は今回で3回目でしたが、子供キャンプは初めての参加でした。
私は班担だったので、2日間ひたすら子供たちと遊びました。はじめは子供たちと馴染めるか少し不安だったのですが、すぐ仲良くなることができました。天候が悪くて外で遊ぶことができなかったのはとても残念でしたが、2日間とも思いっきり体育館で遊び、走り回りました。遊んでいるときの子供たちの無邪気な笑顔を見ていると、本当に今回参加できて良かったなと思いました。
また、保護者の方々やスタッフの方々とも様々な話をすることができ、本当にいい経験になりました。
今回この活動を通して復興というのは目に見えるものだけではないんだと強く感じました。このように子供たちや保護者の方々が心から笑って楽しめるような機会があることが、ある意味一番大切だと思いました。
私自身とても楽しく色んなことを学べた2日間でした。ありがとうございました。
【3回生/女】

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福島からいらしたご家族の方のお話が、今も印象に残っています。現在も放射能の影響による緊張と不安が生活の奥底で消えないこと、だから他の地域の人には同じ思いをしてほしくないと教えて頂きました。とは言え、震災前後を振り返って「もう前のようには戻らないですよね」と呟かれた言葉の重みに、聞いた私自身が愕然とすることがありました。
そうして走り回る子ども達の背景を考えてみれば、縁が異なれば自分が子ども達だったかも知れず、今見ている子ども達は或いは自分なのかも知れないと思うことがありました。
今回改めて東日本大震災の影響と復興を考えていく貴重な機会となりました。有縁の方々、本当にありがとうございました。
【大学院/男】

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こどものつどいへは、一昨年の八幡平以来二度目の参加になります。
その時に出会った方々との再会はやはり嬉しいものでしたし、その時にお会いしていなくても参加してたよと、おっしゃる方や今回初参加の方など、いろんな家族さんと2日間をご一緒させて頂きました。TATのメンバーも初参加者が数名いて、そのメンバーたちの姿勢からハッとさせられることが度々でした。
私自身TATは数回目になり、所々で「慣れ」がよくも悪くも働き、そんな時に初参加者の戸惑いや、夢中に取り組む姿、団体行動という枠組みと目の前のこどもの期待と葛藤する姿は胸をうちました。どちらも大切なことではありますが、子供との約束にその手を離そうとしなかったある学生の決意に、人の真心をみた思いがしました。
今回初参加者らの真摯な姿をみて、だからこそ多様な人間が「ともに歩む」ということが人間間の営みには重要なことなのだと考えさせられました。
つどいに参加された子供たち、そして親御さんたちにとって、どんな3日間になったでしょうか。
それぞれに帰宅していったあとは参加者も運営陣も我々も、どのような日々がまた始まるのでしょうか。
帰宅した今も、これからも、震災のもたらした出来事の傍観者ではなく一当事者として、この2日間で見た沢山の笑顔を念頭におきながら改めて向き合っていきたいと思いました。
【OG】

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今回第5回東北三教区子どものつどいのボランティア活動に参加しました。今まで一度もボランティア活動には参加したことがありませんでしたが、先生方から勧められることなどもあり思いきって参加を決断することができました。
現地に向かう途中、バスの中では、参加する以上たくさんの人に喜んでもらえるよう活動に取り組みたいと思っていました。そして子どもたちと触れ合っていく中で子どもたちの笑顔を見ることができ自分もとても嬉しかったです。しかし時間には限りがあり、最後、子どもから誘い受けた時はどうしようかと思いましたが、断らなかったことで最後まで喜ぶ顔が見ることができよかったです。
またこうして参加することができたのも勧めてくださった先生方、念入りに計画を練ってくださった方々や金銭的な面でもバックアップをして頂いたお陰です。そういった方々には感謝の気持ちでいっぱいです。
【2回生/男】

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