今回、人生で初めてこういったボランティア活動に参加しました。
その中でニュースで見たり聞いたりしていることよりも、実際に現地に赴かないとわからないことばかりでした。震災から約10ヶ月経とうしている中で、自分のイメージではすっかり復興は順調に進んでいると思っていました。
しかし実際は崩壊した建物はまだそのままであったり、未だ仮設住宅や体育館で生活している方々いるという状況でした。こうした現地のリアルな生活を目の当たりにすると震災から完全に復興するまでは膨大な時間がかかる、とても大変で、気が遠くなるようなことなんだろうなと感じました。
今回のボランティアではその現状を知ることができ、とても貴重で大切な経験をさせていただきました。
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今回のTATの活動は、1日目の炊き出しと子ども縁日、2日目の復興支援イベントの子どもゲームコーナー担当という内容でした。
活動場所は輪島市でしたので、そこに向かう道中には、崩れたままの家屋や片側が無くなった道路、豪雨の影響と思われる、なぎ倒された川岸の木々など、心が痛くなる現状がまだまだたくさんありました。
両日の活動では、地域の高齢者、親子連れなど多くの方に参加いただき、特に子どもたちの笑顔にたくさんふれることが出来ました。地域の方や子どもたちの元気な姿の背景には、きっと言葉にならない、様々な思いや経験があるに違いありません。
出来ることは、ほんとにごくわずかではありますが、今回の活動を通して感じたこと、問われていることを忘れずに、支援のお手伝いに関わり続けていきたいと思います。
最後になりましたが、TATに今回参加した皆さん、またご協力いただいた多くの方々に感謝申しあげます。ありがとうございました。
【スタッフ/男性】
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【学生/男性】
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前回は倒壊した建物での荷物運びが主な内容でした。今回は炊き出しと縁日で子供たちと遊ぶ活動を行いました。
輪島市内にバスが入ったとき、倒壊した建物や傾いた電柱がたくさんあり、「いまだに市内でも復旧が滞っているのか」と思いました。なにもできないことに無力感を感じました。
けれど、炊き出しや縁日での活動は、みんなと協力し合いながらも、決して楽なものではありませんでしたが、子供たちの喜んでいる姿や、おばあちゃんの「ありがとう」を聞けただけで行ってよかったと思っています。
【学生/男性】
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被災して大切なものを失った方々や子どもたちと交流するのは、何も知らない自分の言動で誰かを傷つけてしまうのではないかと非常に不安を感じていました。実際に子どもたちと関わってみると、不謹慎かもしれませんが、どこにでもいる普通の子どもたちでした。
しかし、ゲームを思い切り楽しんでくれている子どもたちの姿を見て、もしかしたらこの子は家や家族、友だちを失った子なのかもしれないと思うと、心が締め付けられるような思いになりました。
被災した方々に私たちができることは無いにも等しいと思いますが、少しでも心から笑える瞬間を提供できていたら嬉しいです。
今後も活動があれば参加させていただきたいと思います。今回の活動で私たちを受け入れてくださった現地の皆様、支援してくださった皆様に感謝申し上げます。3日間ありがとうございました。
【学生/女性】
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倒れた建物やひび割れた道路が現在でも残る状況を目の当たりにして、果たしてどれほどのことができたのだろうという思いもあります。
ですが、初日の鳳至小学校での活動(炊き出しと縁日)では終了後に、今日は来てくれてありがとう、と地元の方から言葉をかけていただき、また、2日目の輪島マリンタウンでの活動(縁日)では子ども連れのご家族との交流、さらには、はからずも訪ねてきてくれた卒業生との再会に、今回、参加したことの意味を感じています。
すべての感情を言葉にすることはできませんが、この活動に感謝します。ありがとうございました。
【スタッフ/男性】
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300食分の炊き出しの準備は23人のボランティアスタッフがいてもなかなか進まないですし、ニュースで見ていたようなたくさんの人に振る舞うには時間と力が必要になりました。予定時刻より早く始まった炊き出しは仮設住宅、テントに住まわれる方だけでなく近くに住む方が大勢集まっていただき私の予想を超えることとなりました。その多くが高齢者やこども広場に来ていた家族でその方々とスタッフとの会話や笑い声が聞こえにぎやかでした。
またこども広場ではこどもたちがゲームをしていくなかで家族やきょうだいやともだちと、私たちスタッフでたくさん楽しんでもらうことができ、ハイタッチをしたり手を振ってもらったりすることができました。外部からきた知らないお兄さんお姉さんを相手に恥ずかしそうな子もいましたがこどもたちの元気な姿や声に私自身も元気をもらえました。
たくさんの被災地でこのようなにぎやかで他愛もないことを話せる場が復興していくなかで多くあればいいと思いました。
日常生活を取り戻しつつあるなかではありますが、活動場所もその場所にいく道中もまだまだ環境としては復興が大きく進歩していない状態です。3回能登に来て一歩ずつ少しずつ進んでいく姿をみることは現地の方や他のボランティア活動をされている方の支援があるからこそだと改めて感じました。
次炊き出しの活動があった時は提供する側にたって少しでも住民と話すことができればと思います。細くながくこの活動を続けていきたいです。
能登のみなさま、ありがとうございました。
【学生/女性】
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2日程度で出来ることなんて少ないのかもしれないけれど、楽しそうにはしゃぐ子どもたちの姿を見たときに、参加して良かったなと思いました。
【学生/男性】
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ボランティアに行った小学校の前の家も一階部分が潰れており、私には非日常過ぎて何度見ても何が起こっているのか理解が出来ませんでした。もちろん、現地の方々にとっても非日常の出来事であったでしょうが、しかし、それを1月に経験し、今でも崩れたままの家があるということが、言葉にできない驚きや悲しみの感情を抱きました。
また、被害状況を見ていくうちに、私のこの活動は本当に助けになっているのかととても不安に感じていましたが、ボランティア中や終わった後まで現地の方々がありがとう、と声をかけてくださり、ほんの少しでも笑顔になっていただけたのであればよかった、と感じました。
【学生/女性】
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初めて被災地を訪れ、映像の中でしか見たことのない景色を目の当たりにしたとき、思わず言葉を失いました。倒壊したビルや家屋。通れない道路。それらを見る度に、心が締め付けられるような感覚を覚えました。私達が当たり前に日常生活を送っていても、能登の方々は、未だに避難生活を送っていて、復興も進んでいないという事実が、重く心にのしかかりました。
2日目の輪島マリンタウンにて、地元の方と少しだけお話する機会がありました。「輪島を忘れないでください」という声を聞いたとき、改めて、能登半島で発生した災害を風化させてはならないと思いました。
私にできることは少ないですが、次も機会があれば、必ず参加しようと思います。
【学生/女性】
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【学生/男性】
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町の中をバスで移動する最中、倒壊した家屋がそのままの状態で残っている街並みが見えました。特に震災直後の報道で目にしたあの横倒しになったビルもそのまま残っていたことが印象的です。復興にはまだまだ多くの時間と労力が必要となるであろうことが窺え、これからも可能な限りその力添えをしていきたいと思いました。
【学生/男性】
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第29〜31便で行ってきた清掃活動とは異なり、こども遊び広場と炊き出しの提供を行いました。
活動を行った輪島市街に入ると、10月になった今も崩れた家はそのままで、仮設住宅が至る所に設置されている現状でした。また、小学校の体育館に住まわれている方も大勢おられました。
今回、子どもからお年寄りまで、幅広い方々が会場に来られました。活動する中で、民生委員をやっていたという女性にお話を聞く機会がありました(他の方と同様、被災し仮設住宅に住まれている方です)。
仮設住宅に住む方々の中には、仮設住宅から炊き出し会場までのわずかな移動が難しい方がいたり、炊き出しを受けることに抵抗感を持っている人がいたりするらしく、その女性は積極的に声掛けをしてまわり、その住居まで炊き出しを届けておられました。
その女性は、「動けない人がいるのを知ってたら、私はじっとしていられないの」と笑っていました。その言葉の背景や理由は聞いていませんが、本当に頭が下がる思いです。
活動内容が清掃から人的交流に変わったことから、多くの方々から話を聞くことができました。そこでは大変な状況のなか、人々が支えあっている姿を目にしました。
地震発生から約10ヶ月、復興はまだ遠い状況です。京都にいる私たちにできることは限られていますが、私もTATも、知ること、伝えること、そして動くことを大切にして活動していきたいと再確認しました。
【スタッフ/男性】
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【学生/男性】
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被災地の方と合流してみると明るくお話をしてくださったり、現地でしかわからない事もたくさん経験しました。家が潰れたり、被災地の方々は本当に大変なんだと思います。
実際にそこに行き経験するということは貴重で、そこから得られるものはボランティアに参加した人じゃないとわからないと思います。そこに参加できていることも、私だけの力じゃできませんので、環境を整えてくださった周りの方々に感謝の気持ちで溢れました。
【学生/男性】
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