第14便

13便に続いて2度目の参加をさせていただきました。仮設住宅の方々とお話をすると、必ずと言って良いほど「生きてて良かった」とおっしゃいます。その言葉を大切にしたいです。その反面、お部屋から出ることがかなわない人、望んで出てこない方もいらっしゃると思います。その現実にどのように寄り添っていくことができるのか、これからの課題のひとつとなると思います。今回も、命の尊さ、共にあることの有難さをたくさん感じさせていただくことのできる機会となりました。また遊びに来ます。ありがとうございました。
【大学院/男】

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ボランティアに行った先の方々が、毎回私たちの活動を手伝ってくださったり、手作りの料理を出してくださったり、私たちにとてもよくしてくださるのがとても嬉しいです。一方的な支援ではなく、お互いに支え合える場が生まれているのが印象的でした。3年が経ちこれからの支援のあり方がまた変わってくる時期かもしれませんが、いつまでも被災地の方々と共に生きていけたらいいなと思います。
【4回生/女】

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私は、今回初めてTATに参加しました。なぜ初めて参加したのかというと、今参加しなければ後悔すると思ったからです。震災後、私は現地で起こるもの全てを眺めていました。具体的に支援するわけでもなく、ただ報道を見たり聞いたりするだけで、動こうとはしませんでした。しかし、今回参加してリアルな状況を自分の目で確認し、現地の人々と触れ合う。このことが何よりも大切だと感じました。そしてこれからが私の本当の復興支援だと思います。
【2回生/男】

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私自身、ボランティアは2回目なのですが、やはり何度現地を見ても考えさせられるものがあります。3年の月日が流れた今の現地は少しずつ復興されつつありますが、まだまだ時間はかかりますし、ボランティアも継続していく必要があると思います。今私たちに出来ることは今の被災地を知らない方たちに伝えることなのではないか。そして震災を心に刻み、「決して忘れない」という思いを大切にこれからも少しでも現地の方の力になれるように支援していきたいと思います。
【3回生/男】

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震災後、被災地にボランティアに行くのは今回が初めてで、緊張と不安で一杯のまま活動に参加しました。
仮設住宅では、抹茶を作り、住んでいる方々に飲んでもらい、不安のまま作った抹茶でしたが、「美味しい」と多くの方々に言って頂きました。
出発する前、先生の「元気を与えるだけではなく、元気を貰ってもきます」という言葉の通り、元気を与えるつもりが頂いてきてしまった、そんな活動でした。
今回のボランティアで震災後の今や人々の心境を多く見ました。東北だけの問題ではなく、自分達にも関係のある問題として、これから考えていこうと思いました。
【3回生/男】

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TAT東北復興支援ボランティアに参加するのは今回で3回目です。
1日目に石巻市立鮎川中学校の運動会で焼き鳥とカキ氷の炊き出しをさせていただきました。到着したときに行われていたソーラン節は、全校生徒お揃いの大漁と描かれたはっぴを着ていて、みんな楽しそうに踊っていました。応援団長の生徒が、力強く元気いっぱいに大声をだしている姿がとても印象的でした。
リレーでは保護者の方も応援しながら生徒達と一緒になって走っていて、白熱していました。
運動会の帰り、TATの第1便が活動した場所に行きました。当時の写真を見せていただきましたが、生活ができる程度に復興はしていますが、周りを見渡すとまだまだという印象でした。
2日目は、ニッペリアで他大学の方と一緒に炊き出しを行いました。私はニッペリアに行くのは3回目だったのですが、私のことを覚えてくださっていたかたがもう仮設住宅を出て、自宅へ戻られたそうで、いらっしゃらなかったのでさみしく感じてしまいました。
今回のボランティアに参加する前に、友人に、まだボランティア行っている人がいるんだね、と言われました。実際にボランティアは少しずつ減っているように思えます。ニッペリアで「見捨てないでください」と言われた言葉を私は忘れないと思います。みなさんの笑顔をずっと見ていたいです。
お世話になった東本願寺現地復興支援センターの皆さんをはじめ、大谷大学の教職員の皆さん、ボランティアに関わったすべての方に感謝します。ありがとうございました。
【2回生/女】

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「私たちを見捨てないで下さい」笑いながらの言葉だった。被災し帰る家がなく、仮設住宅に3年も以上住んでいる方の笑顔とは思えない。追いかけるように、この3年間なぜボランティアをしなかったんだろうとも思う。たった2日しか参加していないボランティアで、被災された人の気持ちはわかったとは到底思えない。ただ、参加したことによって繋がりを持てたことは確かで、その繋がりを持てたことでもう1回参加したいとも思えた。
【1回生/男】

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今回TATには初めて参加させていただきました。
仮設住宅では太極拳などをしましたが、自分では皆さんの反応が見られず不安でした。座ったままでも手を動かしたり、合流した他大学の学生さんも参加してくれていたそうで、少しでも楽しい時間が共有出来ていたのなら良かったです。ですが、折角来てくれたのだからやってあげないと、ということばもきかれ、ボランティアに気を使ってくださっていることもわかりました。改めてボランティアの難しさも感じました。
練習したことはできたかもしれませんが、人と人との交流という点ではぎこちなく、自分には課題が残りました。
またどんな形かは分かりませんが、「いらん」と言われる日まで支援を続けたいと思います。ありがとうございました。
【4回生/女】

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今回初めて参加させていただいて、実際に現地に行ったことで分かることがたくさんありました。
現地の方たちといろいろな交流をしていると私達の方が元気をもらいました。
閖上地区に見学に行った時には、まだまだ復興は進んでいないことや、この場所の一つ一つに思い出がたくさんあったことを、実際に行って、その場の空気に触れたことで得るものがありました。
このような貴重な経験ができてとても良かったと思いました。
このような機会を与えていただいて本当にありがとうございました。
また参加する機会があれば、参加したいと思います。
【1回生/女】

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私は今回が初めての参加でした。二日目のニッペリアでの活動に向けて、地元の方々とどのように接したらいいのか、初日は悩んでなかなか眠れなかったりしました。しかしいざ感動をしてみると、目の前の事でいっぱいいっぱいで、どう接すべきかと悩む事は被災者でない者の傲慢であったのかなと気付かされました。
【4回生/男】

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1日目は石巻での運動会、2日目の太極拳とこれまでとはまた違うかたちがあり、楽しんでもらえたこともよかったのではないかと思う。今回いろんな人の話をきいてあらためてこれで終わりではないということを考えさせられた。
【2回生/男】

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僕は津波が残した傷跡を見て生き残る術がわからなかった。辺り一面建物の面影はなかった。流されたのだ。残っている建物も一階は空っぽ。
若い人は皆出ていって新たな一歩を歩むべく町からいなくなった。地元にいる人はご年配の方ばかりで長年生きてきた心のふるさとが、思い出の町が、なにも残すことなく消えたのだ。
ボランティア活動を迎え入れる顔と日常の顔は違うような気がした。
街が元通りになることを応援します。
でも仮設でのゼロからのスタート、励ましあった別れたくないと思う気持ちもわからなくもない。
そんな中、テレビでネットで映像で見て東北を知った気でいるのはよくない。ちゃんと同じ今を生きる日本人なら知っておかなければならないと思う。どうしたらいいのかわからない。
一つ今振り返って反省しているのは思い出話がとても重かった。だって今そこは何もないから。それなのに僕は思い出話を若い頃の話だから楽しく聞いたつもり。
僕の反応は間違えだったのだろうか?たぶん間違えたのだと思う。
【1回生/男】

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今回のボランティアで今まで知らなかった被害の大きさ、そして現在の状況を確認することができました。そして、復興への道のりがまだ遠い事を知り、自分に出来ることをし続けようと思いました。
【1回生/男】

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衝撃でした。メディアを通じて知っているつもりだったのですが、全くと言って良いほどに違ったものがそこにはありました。
元々「何かをしてあげる」といった気持ちで行った訳ではありませんでしたが、行ってみて、自分は何も出来なかったし、しようともしなかったんだなと後悔の念にかられました。また、当時は被災された方々に対して、同情や可哀想といった気持ちがありましたが、その反面、どこかで自分じゃなくて良かったという気持ちがあったのではないかと気づかされました。
今までに感じたことのない気持ちになりました。悲しみなのか、怒りなのか、虚しさなのか…何か分かりませんが、初めて過ぎて、自分自身に戸惑いを感じました。
そして、仮設住宅を訪問させてもらったのですが、何を話したら良いのか、どんな顔で話を聞けば良いのか、楽しんでもらえるのか…不安でしょうがなかった自分がいました。
しかし、会ってみるとやはり人間と人間、経験してきたものは違ってえども一緒でした。
そして、人と人の距離の近さにも驚かされました。
自分は子供たちとふれ合う時間が多かったのですが、当初抱えていた不安はそこにはありませんでした。
初め、被災された方に楽しんで貰おうとしていた自分も心から楽しませて頂きました。
しかし、一緒に遊んでいて、子供達にはどこか寂しさを感じました。
ある人が「むしろ、私たちが元気を貰いました」と言っていましたが、本当にその通りだと思いました。体は疲れましたが、心は癒されました。
センター長から「見捨てないで下さい」とありましたが、自分はこれからも真摯に向きあっていきたいと思います。自分は震災を経験していません。被災された方々の気持ちを完全に理解するのは無理だと思います。しかし、だからといって、そこで諦めたら、歩みは止まってしまいます。せっかく、今回1歩目を踏み出させてもらったので、その1歩目を大切にして、進んでいきたいと思います。
【2回生/男】

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初めてということもあり緊張していたのですが、すぐにみなさんと慣れることができ、最後まで楽しく活動することができました。
実際に被災地に行くとテレビで見ていた光景で、あれから3年も経っているのにまだ元には戻っていないというのが素直な感想でした。津波の被害で1階の部分がごっそり抜けていて、2階からそのまま残っている家を何軒か見てゾッとしました。こんな状態で残っているなんて想像できなかったので津波の怖さも肌で感じました。でも、被災された方はとても元気で前向きで真っ直ぐ前を見て進んでおられました。私ならすぐ弱音を吐いて現実逃避してしまいそうだと思います。しかし、地震当日のこと、津波のことを詳しく話してくださいました。そして、記念館なども作ることで現実から逃げず、多くの人に知ってもらうという目標を作って前に進んでおられました。正直触れてはいけないことだと思っていたので、話してもらえてよかったです。
炊き出しの時は「ありがとう」「美味しい」「いつもありがとね」という言葉が素直に嬉しく感じました。当たり前だと思って行った行動が、相手にはすごく嬉しいことで言葉で返してくださることで、こちらまで嬉しい気持ちになれるのかっ、ということを改めて知ることができました。
今回のボランティアで当たり前のことの大事さや、人はどんな状況に陥っても気持ちさえあれば変わる、進むことができるということを感じました。そしてまた参加したいと思いました。
【4回生/女】

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