活動報告/第1便

大谷大学学生・教職員一行で、6月3日(金)~6日(月)にかけて、仙台市の真宗大谷派(東本願寺)現地復興支援センターを拠点とし、石巻市のボランティ ア活動にでかけました。大谷大学学生・教職員総勢24人、金曜日の夜19:40に大学を出発し、一路、仙台の支援センターへ、12時間の移動でした。

この活動は、「大谷大学教職員有志スタッフ」が発起人となり、大谷大学の全面協力のもとに行われたものです。大学からは、学校バスの提供やさまざまな物資 を提供いただきました。活動費用は、有志スタッフでカンパを集め、また実際の参加者が各自10,000円を負担するという形で、なんとか実現いたしまし た。

誰が発起人で、誰がスタッフで、誰が実際に現地へ行く隊員(?)なのかなど、途中で訳がわからなくなるほど、多くの方々からの協力を得ることができまし た。ただ、はじめから「有志」としたことで、誰からの何の規制もなく、全体として極めてスムーズに、みんなで一気に事を運ぶことができた印象です。

何より大きかったのが、「真宗大谷派(東本願寺)災害復興支援センター」のバックアップでした。宿泊はもちろん、昼食弁当の提供や、石巻ボラセンとのパイプ役を担っていただきました。

特に大きかったのは、「真宗大谷派(東本願寺)」という名前です。京都からは東日本の実情が見えにくいということもあり、学生の保証人の方々が心配されるケースもありました。

しかし、「真宗大谷派(東本願寺)災害復興支援センター」が拠点となることをご理解いただくと、安心していただくことができました。本当に感謝です。

学生の反応はさまざまにありましたが、全員、大きな、大きな課題をもらって帰ってきたようです。

「京都からよく来てくれた」という声に接したり、逆に「たった2日間で何ができんだ」という厳しい声もいただいたようです。「よく来てくれた」という言葉 には「とんでもありません」と、「何ができるんだ」という声には「申し訳ありません」と応えることしかできません。みんな本当に、「何もできない」という 思いを強く持って、帰ってきました。しかし、細い線でも切らさないこと、みんなみんなで線を繋ぎ続けることが何よりも大切なことであるとも感じました。

当初は、ボランティアバスは2便で予定していたのですが、ウエイティングリストが満杯のため、臨時便を出すこととなり、大学も快諾、センターにもご協力を仰ぐこととなりました。

臨時便は、7月1日(金)~4日(月)、第2便は7月8日(金)~11日(月)で各便とも24人で活動し、京都新聞には「弾丸ツアー」と報道されましたが、「授業も仕事も休まない!」が私たちのモットーです。

今やるべきことは、今自分がやっていること。学生は「勉強」。未来のための「勉強」。それをサポートするのが大学人の本業です。だから「授業も仕事も休ま ない!」。だけど、「細い線でも切らさないこと、みんなみんなで線を繋ぎ続けること」の大切さを、なんとか形にしたいという思いがあり、自然と「弾丸」と なりました。(年寄りにバスはつらい・・・・。寝られないもんですね。)

また報告いたします。(スタッフ代表)