第20便

震災以降、初めて熊本を訪れましたが、まだまだ震災の爪痕が残る地域があり、被害の大きさと復興の現状を自分の目で見て感じることができました。そして、今回の活動を通し、1番強く感じたことは“繋がりの大切さ”です。仮設住宅での交流は、私自身、特に何か大きなことが出来た訳ではないのですが、子どもたちと一緒に遊び、保護者の方とお話をする、それだけでとても穏やかな時間を過ごすことができました。集まれる場所と機会の必要性を、改めて感じることができました。
テレビ報道では少なくなりつつある被災地の状況ですが、今回の学びを私から周囲に伝え、繋げていきたいと思います。そのことが、今回TATに参加した私の役目だと感じます。
【4回生/女】

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震災直後には、テレビで現地の情報を知ることができました。その報道を見て悲しくなると同時に「何か役に立ちたい!」と考えていました。その時はボランティアという募集も見つからず、募金をしていました。震災から4ヶ月が経ち、報道が少なくなってきたときに、今回のボランティアがある事を知り、参加しました。
熊本では4ヶ月経った今でも、崩れた家や亀裂が入った道路などを沢山見ました。また、崩れていない家でも「危険」と書いてある紙が貼ってある家も沢山ありました。その中で、熊本の人たちは日常生活をしておられました。地震の後の豪雨での土砂災害が、遠くからみて分かるくらい山にくっきりとラインが、何本も入っていました。そして、場所により被害の差を感じました。
ボランティアへ行くにあたり「現地の人たちの生の声を是非聞いてみて下さい」と、たくさんの先生方が言っておられました。私は帰ってから考え、自分から何一つ聞けてないことに気づきました。コミュニティの大切さは知っているのに、行動できなかったという悔しい気持ちになりました。
でも実際に行って目で見ないと分からなかったり、やってみないと分からなかったりする事が沢山ありました。この訪問で、何か役に立ったとは言い切れないですが、参加できて本当によかったです。
【2回生/女】

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今回が初参加でした。
活動を通して一番強く受けた印象は、被災地域の復興は、本当の意味ではまだ始まっていないということでした。現地では、地震当時のまま残された我が家から、生活を共にした家具が運び出しされるのを、ただただ見つめている方の姿があり、或いは自ら認めた陶器を片手に、「ありがとう」と安堵の表情を滲ませてそれぞれの仮設住宅に戻って行かれる後ろ姿がありました。そのような姿を見て、私は、身勝手にも熊本はもう復興が始まっているから大丈夫と思い上がっていた自分を知らされると同時に、事実として不安な暮らしを強いられて苦労されている方々が多くいることに気付かされました。被災地域の復興について、スタートラインにも立てていないかも知れない状況があることを思い知りました。
大変貴重な機会となりました。本当にありがとうございました。
【大学院/男】

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4日間復興支援ボランティアに参加させていただきありがとうございました。
私はこのボランティアを通して少しでも被災地の方の力になりたいと思い、参加させていただきました。しかし、実際に被災地に行き被災地の方と触れ合い、勇気をもらったのは私の方でした。みなさんの笑顔を見ていると、人と人との繋がりってこんなにも大切で温かいものなのだと、改めて感じさせられました。本当にありがとうございました。
【4回生/女】

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今回の活動を通して、その場に過ごす人の需要のある活動を行う大切さと、復興を行うことにとって大切なことを考えさせられました。
実際に目で見て感じたことを口で伝えたい。
そしてこのボランティアで学んだことを持ち帰り、また身近な地域での「もしも」にも備えたいと思います。
【2回生/男】

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今回熊本ボランティアに参加させていただき、熊本の現状を知ることができました。
街中にはたくさん崩壊した家があり、今もまだそのままになっていることを知りました。また、いつ崩れるかわからないような建物も多く、建物の中に荷物も残ったままのように感じました。道路の段差によるガタガタ感からも、地震の被害の大きさを知りました。
夜、実際に地震が来て、熊本の方はいつ来るかわからない地震に毎日、不安を抱えて生活されているのだと思いました。私は今回のボランティアで、仮設住宅の方々の「ありがとう」、そして子どもたちの「また来てね」が忘れられません。
実際に熊本へ行って、自分自身で見た景色や感じたことを多くの人に伝えていきたいと思います。
【4回生/女】

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僕は何回か東北の方にボランティアに行かせてもらいましたが、行ったときには既に片付いていて震災の時に何がどうなっていたという事がなにもわからなかったです。しかし、今回行った熊本の南阿蘇村での建物内での家具の撤去作業をさせていただいたときに震災の被害をはじめて直接痛感しました。この事を次の世代に伝えていけるようにしたいと思います。
【1回生/男】

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今回初めてボランティアという体験をしました。そしてテレビではなく、初めて自分の目で被災した現場を見ました。市内など街の中心となる場所では、地震があったとは思えないくらい交通状況が整っていたり、町並みを見ることができました。でも、4ヶ月経った今もなお家屋が壊れたままだったり、一日目に訪れた南阿蘇村では地震の爪跡が残っていました。
二日目に訪れた益城町の仮設住宅の掲示板の貼り紙の一つに、街頭調査の形で避難をされている方達にアンケートを行った結果が掲示されていました。地震を経験して「新しく建てる家は3階建てではなく平屋にしようと思う」や「慣れ親しんでいる町、できれば住み続けたいが難しいのかな」などといった声が書かれていました。軽々しく、復興や頑張ろうという言葉を他人事のようには言ってはいけないと思いました。
また、子ども達と遊んでお別れをする際に、「またきてください!!」と言われました。普段耳にする「またきてね」、とはまた違った意味合いに感じて、とても印象に残っています。
東本願寺の熊本教務所に泊まらせていただきましたが、とてもキレイにされていました。スタッフのみなさんを初め、熊本のみなさんはとても温かかったです。このご縁を一度きりで終わらせるのではなく、ぜひ次も参加したいと思いました。
【3回生/女】

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私はこの20便でTAT2回目の参加でした。
今回、熊本に行き実際にこの目で現地の状況を見たり、住宅の清掃作業のお手伝いに参加させて頂いたりしたことで、どれだけの被害だったのかということを目の当たりにしました。
実際に住宅の清掃作業をしたり、神社の草取りをしたときに、全壊・半壊した家をたくさん見て、被害の大きさを改めて感じました。仮設住宅では年配の方に熊本地震が起きた当時のお話を聞きました。現地の方に直接お話を聞くのは初めてだったので、被害の大きさだったり、避難所生活のことなどを聞いてどれだけの苦労だったのかを知りました。テレビなどの報道で見ているだけではわからないようなことがたくさんあるのだと改めて感じました。
他にも子供達と話したり遊んだりする中で子供達の笑顔をたくさん見ることが出来、逆に私がとても勇気づけられました。
今回TATの活動に参加させて頂いてやはり自分の目でみないと実際の被災地の状況などはわからないことはたくさんあると思いました。
最近では、テレビなどの報道で熊本地震の被災地を見ることは少なくなりました。報道されないことで、もう復興がだいぶ進んでいるのではないかと思っている人はたくさんいると思います。ですが、今回まだまだだということを目の当たりにしました。なので、今回学んだことや感じたことを様々な方に伝えていくことが大切だと思います。
またTATの活動があれば参加して、少しでも被災地の方の力になれたらと思います。
【3回生/女】

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今回ボランティア活動に参加して実際に被災状況を目の当たりにした時は、改めて地震の怖さを痛感しました。
私は一日目に被災された家屋と神社の清掃作業、二日目に益城町の仮設住宅に住む子どもたちと一緒に遊ぶ活動をしたのですが、小さな男の子に「僕たちと遊んでくれる人になかなか来てもらえなくて、ずっと待ってたから来てくれて嬉しかった。ありがとう」と言われたことが特に印象として残っています。
震災によって大人だけでなく子どもたちも心身共に影響を与えられたと思うので、少しでも笑顔になれるお手伝いができたのかなと思いました。
私たちはたった2日間活動して再び元の生活に戻りますが、被災された方は自分の帰る場所や大切なものを奪われた辛さを乗り越えながら、これからも復興に向けて取り組まれます。私も今回のボランティア活動で得たことを周りの人たちへ伝えていくなど、まずは自分のできることから始めて、今後も何らかの形で支援していきたいと思いました。
【4回生/女】

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正直熊本の震災は、東日本大震災と比べて報道されることが少なく、それほど大きなものではなかったのかなと思っていました。ですが、そんな軽いものではなく、想像していた以上に辛く、苦しいものでした。半壊の家屋の家具を取り出す作業や、仮設住宅で暮らす人たちに陶器を配ることなど、それらのボランティアをしていると、なんて自分は『いつもと変わらない毎日』という名の贅沢にドップリ浸かってしまっているのだろうかと、情けなくなりました。仮設住宅の中は想像していたよりも狭く、とてもあの中に家族が住んでいるとは思えませんでした。暮らしにくく、ストレスも溜まりやすいと思います。それなのに、仮設住宅に住んでいる人たちはみんな温かくて、明るい良い人たちばかりでした。もっともっと被災している方々のために動きたい。何か力になる事をもっとしたい。そう強く思えました。僕は次の機会があるなら、絶対に参加し、今回の経験を生かし、今回以上に皆さんの力になれるように頑張りたいと思いました。
【1回生/男】

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復興支援ボランティアに参加させて頂きありがとうございました。
南阿蘇村、益城町の被害状況は深刻なもので自然の力の大きさに言葉を失いました。
被災地の人たちは、今という時間を前向きに工夫しながら復興に向けて歩んでいらっしゃるように感じました。益城町での陶器支給では、仮設住宅で暮らす人達から「食器は地震で全部壊れてしまったからありがたい」「仮設では食器など収納できるスペースが少ないからね~」など生の声を聴くことができました。
特にボランティアをしていて、被災地の人達から頂く『ありがとう』の言葉に元気をもらい心温まりました。子どもたちの笑顔やパワーにも癒され、場が和んでいたのが印象的でした。
今回大変お世話になった東本願寺教務所の方々、NPO法人の方々、熊本学園大学の高林先生、学生のみなさん。ご縁があり、たくさんの方々に出会えたこと、この活動で見て感じたことを胸に刻み、まだまだ苦しい状況が続く熊本の復興に向けて少しでも力になりたいです。本当にありがとうございました
【4回生/女】

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今回、熊本の復興支援ボランティアに参加させて頂き「現地に行き自分の目で確かめることの大切さ」を学びました。
参加する前はもうほとんどが復興していると思っていましたが、仮設住宅が並び多くの人がその限られたスペースで生活をされていました。仮設住宅に住む方と会話をさせてもらったことが一番印象に残っています。私はお茶碗を配っていました。他にも大皿や小皿など色々な種類を持って帰ってもらいたいという気持ちがありました。しかし、仮設住宅に住む方は「欲しいけど置く場所が無いんです」と言われ、必要最低限の湯呑みなどを持ち帰っておられました。
他にもガラスが割れる音など、当時の状況を詳しく教えて下さる方もおられました。それは「地震」という一言ではいい切れないほど悲惨なものであり、直接会話をすることで初めてわかりました。
今回現地で聴いたこと見たことを多くの人々に伝え、生かしていきたいです。とてもいい経験になりました。ありがとうございました。
【4回生/女】

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