第23便

今回の活動では、色々な方々から色々なお話を聞かせて頂くことができ、とても良い経験をさせて頂くとことができました。
炊き出しの時には地域の年配の方とお話をさせて頂きました。その方は大谷大学TATの活動を楽しみにしてくださっており、とても満足そうなお顔を見せて頂くことができました。私は嬉しく思い、この活動に参加して良かったと感じました。
今回の経験を色々な人に話をして、これからも皆で笑い合ってご飯を食べたり遊んだりすることを続けていければ良いなと思いました。
【3回生/男性】
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今回のTATでは先輩方、教職員さん、そして現地の方など多くの方と交流したことで人との出会い、そしてそこから生まれるつながりの大切さを実感することができました。老若男女色々な性格の方と話し、自分自身の価値観も変わったような気がします。
ミニ縁日では多くの方の笑顔や温かさに触れ、私もとても元気をもらいました。また津波の被害にあった場所に行くと、あたり一面草原という感じで家があったのか分からないくらいでした。しかし、震災前の写真や残った家の土台を見て確かに町があったのだと感じました。堤防から見える荒浜の海は本当にきれいでした。あの日恐ろしい津波がきた海ですが、家族で犬の散歩をしておられたり、男の子がランニングしているのをみて、7年という月日の大きさを感じました。
私たちも震災のとらえ方が人によって違うように、現地の方も人それぞれ震災に対して違う思いをもっているんじゃないかなと思います。今までわかっているようでわかっていなかった、生きているということをかみしめてこれから過ごしていきたいです。
【1回生/女性】
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今回の活動で被災地に伺ったり、現地の方たちのお話を聞くことで、気になったこととして震災からもうすぐ7年が経とうとしているということを実感したことです。
私たちはもう7年も過ぎたと感じている中、被災地に住んでいる方にはついこの前あったことのように感じている人や、未だに亡くなった親族の方を想い苦しんでいる人もいるのだと分かりました。
また、そのような方たちが周りに話しにくい雰囲気が現地にあり、更につらい思いをしているというお話も聞きました。
私はこのギャップを今回の活動の中で強く感じ、どう向き合っていくべきなのかと考えましたが答えは出ませんでした。しかし、震災から時間が経過して人々の関心が薄れている中で自分たちのできることは何なのかよく考えてみたいと思います。
【3回生/男性】
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今回の23便で3回目の参加でした。前回参加してから少し時間が経っていたこともあり、いろんな部分が復興へ向けて大きく変化していることがわかり、うれしく思いました。
ただ、うれしく思った反面、復興のためとはいえ元の町が変わってしまうことはきっとさみしいことだなと少しだけ思いました。現地の人々は、災害の被害だけではなく、その後の喪失感とも向き合い、共に日々を過ごしていかなければいけないんだなと改めて気づかされました。
それに気づいたときに、私たちがボランティアをずっと続けていき、被災者の方の生活に寄り添っていく必要があるのだなと思いました。
また、「閖上の記憶」で語り部さんのお話を聞いたときに「当たり前の日々は当たり前ではない」という言葉が印象に残りました。語り部さんからの3つのお願いは、自分の思いも込め、併せて伝えていきたいと思いました。
今回の活動で最後の活動になってしまい非常に残念ですが、これからも自分のできることを続けていきたいと思います。
本当に貴重な経験をさせていただきました。ありがとうございました。
【4回生/女性】
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私はボランティア活動が初めてでした。
最初は緊張してしまい全然喋れませんでしたが、先輩たちが話しかけてくれてみんなと仲良くなることが出来ました。みんな優しい先輩や同級生、先生だったのでとても楽しかったです。
縁日では、子供から年配の方までが来てくださり、とても喜んでくれるのを見ていて楽しかったです。
次の活動も参加したいです。
【1回生/男性】
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閖上の海岸に足を踏み入れて思ったことは、とてもきれいな海という印象でした。しかし、7年前のあの日、確かにここで、そのきれいな海が多くの住人に牙を剥いたのです。以前も訪れたことはありましたが、その時よりも家が建っていたり、土盛りが終わっていたりと、復興という名の変化がありました。
炊き出しでは餅つきと粕汁、やきとり等が並び、自分は餅つきを担当しました。最初は余りにも下手で、地元の人に叱られましたが、男性の方にお手本を見せてもらい、自分に伝授をしてくれました。その男性は、80近くの年齢でありながら、自分よりも力強く餅をついていました。結局は、少しだけ上手くなったなと誉められて餅つきは終わりましたが、そんな中で誰もが楽しそうに過ごしていました。
前回は縁日を中心に動いていたため、今回は室内で地元の方々と食事をしながらお話をしようと考えていました。地元の方々は、当時の瞬間を懸命に話してくれました。その話は生々しく、そしてどうにもならなかった悔しさや悲しさが伝わってきました。お話をしたいと思っていた自分はなにを返したらいいのか分からず、ただ無言で話を聞いているだけでした。
多くの人がこのTATというボランティア団体が訪れる日を楽しみにしていたと言われました。「また来てほしい」というその言葉が、自分にとって一番印象的でした。
復興は進む、しかし多くの被災者の苦しみや不安は、今もなお存在しています。遠くに暮らしている私たちが出来ることは、実際に現地に赴き、現状を知り、そして現地の人々に寄り添っていくことだと思います。
【2回生/男性】

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